「下品」なバニーガールはカジノに不要?
カジノはギャンブルを行うための所謂「賭場」としての性質だけでは無く「大人の社交場」としての性質も有しています。もともとフランスでは上流階級向けと庶民向けで分けられていたこともありますから、こうした大人の社交場としての上品さを求めるという声は間違ったものではありません。
そのため「下品な印象を与えるバニーガールはカジノには不要だ」という意見を持つ人もいるのですが、これについて結論から言ってしまうと、そもそもほとんどのカジノにバニーガールはいません。ではどうして日本ではまるで必ずいるものだというようなイメージが付いているのかというと、これはアメリカで発行された成人向け娯楽雑誌がルーツにあるとされています。
この雑誌では兎がトレードマークとされていたために兎をテーマとした美女のピンナップが好んで取り上げられ、そしてこのキャラクターがその雑誌が運営する高級レストランやクラブに持ち込まれていきました。
このうち高級レストランというのがカジノと混同されるような風景であったため、結果としてバニーガールは絶対にいるのだというような認識が生まれてしまったわけです。もちろんこの雑誌社が運営する店舗であればまだいるのですが、そうではない店舗に行くのであれば心配していたか期待していたかは別として、お目にかかることはほとんど無いのです。